ぐっさんの考え

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役職定年

役職定年

日本では大企業の約半分が役職定年制度を導入しています。55歳の時点で、ある一定のポジションにいなければ役職を剥奪され、一般社員となります。大企業の場合、最後まで役職定年にならずに定年を迎えられる人は10%もいないようです。

 

役職定年を導入している理由は、ポジションの循環です。大企業は、毎年新しい社員が入るわけでは、実績に応じて役職を与えていかなくてはなりません。そうなると、足りなくなるのは役職のポスト。役職定年制度がないと、若い方のチャンスが無くなるわけです。

 

 

モチベーションの低下

私自身も今の会社で働いていた場合、55歳で恐らく役職定年になっていたでしょう。まもなく44歳になるので、管理職でいられる期間はあと11年。これが長いと感じるか短いと感じるかは、人それぞれですが、55歳の時点で役職定年になれば、無気力になる事は間違いありません。現に私の先輩方の多くは、この役職定年により仕事のやる気を失っています。

 

やる気が無くなる理由としては、以下の3つ。

 

  1. 部下がいなくなる
  2. 肩書がシニアに
  3. 収入の低下

 

長年バリバリで働いてきた実力者であっても会社の制度や派閥争いに負けて、役職定年になる人を本当に多く見てきました。シニアスタッフの名刺を渡され、退職を決意した人もいます。

 

シニアスタッフを受け入れ、割り切って仕事が出来れば問題ないと思いますが、多くの方は、そんな器用に生きられないです。

 

会社の為であり、若い世代を生かす仕組みとはいえ、役職定年は非常に残酷な制度。尊敬する上司が次々とシニアスタッフになっている現状を見て、どうにかならないものかと呟いてしまいました。