サイバーエージェント社長が書いた自伝
AmebaTVで有名なサイバーエージェント藤田社長の「渋谷ではたらく社長の告白」を読みました。
ベストセラー本なので、随分前から凄い本である事は、知っていたのですが何故か読む機会を逃していて、発刊から14年経った今に読みました。
まず一言、素晴らしい本ですね。
10年以上前、サイバーエージェントにネット広告を頼んでいた時期がありました。サイバー社セールスからのメールの返信がいつもAM2時だった事を思い出しました。
- 遅い時間まで時間仕事をしている。
- いつも元気で前向き。
- 仕事の鬼
サイバーエージェントの社員は、当時こんな印象をもっていましたが、その理由はこの本を読んでわかりました。
長時間労働主義
働き方改革が推進される今の時代は、非常に難しいかもしれませんが、サイバーエージェント社の藤田社長と創立時メンバーは、異常ほど、長時間労働をしています。
- 仕事ができない人が長時間労働をしても結果は出ません。
- 仕事が嫌いない人が長時間労働すると心も体も病みます。
- 仕事が趣味のように、何かに取り憑かれたように仕事を没頭できる人は、心が病む事もないし、仕事で結果を出します。
藤田社長は、長時間労働する事を最初に決めて仕事をしていました。でも藤田社長がゼロから作った会社。最初から仕事がいっぱいあるわけありません。
でも長時間労働するよと決めていたから、空き時間に次のプランが練れる。今の仕事のクオリティを上げられる。だから仕事で結果が出る。
優秀な人が、長時間労働すると結果が出る。
これは当たり前の事ですし、こんな企業を私もたくさん見てきました。ブラック企業だからダメと言う風潮はありますが、抜き抜けるベンチャー企業は例外なく、もの凄い時間を働いています。
この本に書かれてる藤田社長が実践してきたやり方は、今の時代こそ考えさせられるやり方です。
こうでないと成功できない。私も強く賛同します。
こんな経験、誰もできない
藤田社長の上場までのエピソード。この本では、藤田社長がカッコをつけず、赤裸々に実体験を語っています。藤田社長は、20代前半から社長業をしているので、若さゆえの失敗も多々あります。でもそんな経験、誰も出来ないし、失敗談も成功談も非常に興味深くて面白い。またこの本に出てくる人たちも凄い方ばかり。
この本が発刊されてから14年後に読んで、私は今の自分で読めて本当に良かったと感じています。
まだ読んでない方は少ないかもしれませんが、読み出したら止まらない最高にスリリングな自伝です。
どうぞ。