裸でも生きる1と2を読んで
週末にマザーハウスの山口さんの本を2冊連続で読みました。
「裸でも生きる」「裸でも生きる2」の2冊です。
①
裸でも生きる ~25歳女性起業家の号泣戦記~ (講談社+α文庫)
②
裸でも生きる2 Keep Walking私は歩き続ける (講談社+α文庫)
今までバングラデシュの事を良く知らなかった私。裸でも生きる2では、ネパールでのエピソードも登場します。日本ではあたり前の考え、価値観が全くバングラディシュやネパールでは通用しません。苦戦しながらも、その土地で奮闘する山口さんの行動に大変、勇気をもらいました。
読み終えて、さぁ次の本を探していたところ、Amazonより下記の本を紹介されました。読んでみると、山口さんと同様、バングラデシュで奮闘する物語でした。
「前へ!前へ!前へ!足立区の落ちこぼれが、バングラデシュでおこした奇跡。(著書税所篤快さん)」を読んで
著者の税所篤快さんは、この本を書いた当時はまだ大学生。
自分の力で、世界を変える為に、バングラデシュのグラミン銀行に飛び込みます。そして、バングラデシュの貧富の差によって、勉強環境の格差が生じていることを知る。金持ちは、塾に通って大学に。貧乏人は、塾に行けないし、学費を払えないから大学には行けない。自身が高校時代に通っていた「東進ハイスクール」の事業モデルを使えば、塾に行けない子供達にも最高の授業を提供できると考える。実際に、その企画を一流の講師陣に説明して協力をもらい、教育ビデオを作成。その教育ビデオを村で大学に行きたい若者に見せて、勉強を続けることで、その一人がバングラデシュの東大と言われる「ダッカ大学」に初年度から合格する。日本のドラゴン桜という、東大を目指す漫画をバングラデシュで実際に実行して実現させた話です。
感想
凄い若者がいるモノです。私の周りには、頭でっかちで、企画ばかりが先行してなかなか行動に移せない大人ばっかり。税所さんは、まず行動。そして失敗してから打開策を考える。この行動は、普通の人は絶対にできないです。特に会社の規模や組織が大きくなると、行動に移すまでのステップがいっぱい。その承認プロセスの途中でやりたい事を絞られたり、尖った事をしたくても、組織の安全を考えて企画が丸くなったりします。だから、遅いし、失敗します。税所さんは、志と行動力によって大組織も巨匠も次々に心動かして、見方につけていきます。そして、結果を出します。
一つだけピックアップして良かったなぁと思ったところを紹介。
東横ハイスクールの提携を断った事。東進ハイスクールは、映像の著作権を保有したいと言ってきた事で、提携を断ったようです。これが良かった。東進ハイスクールと組んでいれば、事業の利益を重視され、遠隔教育であっても、貧困層へ提供すること困難になっていたと思われます。(個人の意見)
日本にも凄い若者がいるモノです。(2回目)こんな若者が次々出てくるともう一度、世界から凄いと思われる国「日本」が戻ってきそうな気がします。おっさんも負けないように頑張ろ!