USBメモリを53万円で友人に売りつけるマルチ商法
いつの時代も、マルチ商法は形を変えて広まります。
「バイナリーオプション」と呼ばれる金融取引によって、1年間で200%の利益が出るといううたい文句で、大学生に投資用の情報が入ったUSBメモリーを高額(50万円以上)で売りつけるマルチ商法が流行っているようです。
首都圏の大学生で多数の被害が出ており、学生ローンを組まされたり、大学を辞める方もいるようです。
マルチ商法を見抜く方法
世間を知らない大学生はまだ仕方ないと思いますが、大人でもシニアでも騙されてしまうのがこの「マルチ商法」の怖いところ。
以下のポイントがあれば、100%マルチ商法と判定できます。
- 友達に紹介される金儲けの話
- 自らも友達に紹介する必要がある話
- 親に絶対に相談してはいけないという話
- 初期費用で大金がかかる話
- 胡散臭いセミナーがある
- 凄い人がいるから会ってほしいと言われる。
- 楽して儲かる話
上記の中で、一つでも該当したら、即アウト。
鉄の意志で、お断りしましょう。
マルチ商法にかからない為の行動とは
過去の記事で、作家の佐藤優さんがとても良い事を言っていたので、再掲。
①友人が自発的にマルチ商法について、多様な情報を選択し、判断、評価、利用するような環境を作ることが重要
②その為には、「マルチ商法から手を引け」「詐欺まがいなことはするな」というような発言は絶対にしてはいけない。
③「君が売っている商品は、君がいいものだと思うのだからいいものだと思う。ただ、ビジネスと友人関係は分けたほうがいいと思う。そうじゃないと、誤解される。」と言ったような言葉をやわらかくかける。
④何かあったら「夜中でも早朝でもいつでもいいから、電話して」くらいの対応にとどめておく。
⑤洗脳がとけ、財産や仕事を失っていたら、再就職を手伝ってあげる。
チャンスを掴むには、自分の頭で行動を
チャンスを掴むには、自分の頭で考えて、自分の意志で行動をしないといけません。他人から言われたこと。ネットに見た、情報商材。楽して儲かるビジネスがあれば、みんなやって金持ちになり誰も働いていません。
USBメモリーを高額で購入してしまった大学生の皆様は、この事を痛感されたと思います。失ったお金を取り戻すことは出来ませんが、騙された経験は、今後の人生において決して無駄にはなりません。今度は、自分の力でチャンスを勝ち取って欲しいです。