台風19の浸水問題
今回の台風19号、多くの死者が出る大変な災害となりました。その中でも一番の大きな影響が出ているのが川の氾濫。多くの川で氾濫が発生し、住宅に1階に住む方が亡くなられたり、氾濫が酷い地域では家が流されるという事もありました。
このような災害にあって、初めて知る自然の恐怖。大雨や津波などは日本の歴史を見ても何回も発生しています。その自然災害がある度に、日本人はダムを造り、堤防を作り、貯水施設を作りして、これで大丈夫という対策を打って改善をしてきました。今回のような大きな災害は、何十年に一度の発生です。その間には、日本では、自然災害に対して税金を使って対策します。その次に発生する中くらいの災害では、対策の効果により、何も被害が発生しません。そして、もう大丈夫。災害が来ても何とかなる。もう大丈夫、今は大丈夫。。。
そして、人々が恐怖を忘れていたころに本物の災害が来るのです。
今回の台風19号では、大昔に大雨で被災した地域で、また同じ被災を受けることになりました。対策により、ギリギリで難を逃れた地域。ギリギリのところで、決壊し多くの被害が発生した地域。ほんの数時間の雨量の差が被害の大小を大きく決めました。
私の家はたまたま助かった
関東に住んでもう14年以上。最初の5年は賃貸、そして10年ほど前に家を買いました。
賃貸の時もそう。家を買う時もそう。
震災の事なんて、一切気にしませんでした。不動産屋に行き、利便性の良さ、学校の近さ、通勤の距離、駅までの距離などを重点に見て、家を選びました。
現在、どの地域にも洪水ハザードマップという地図があります。自分の住んでいる場所は、洪水の被害があるのか、ないのか、色別に危険エリアを特定できます。
私が家を買う時は既に「洪水ハザードマップ」は存在していました。でも私も妻もこの洪水ハザードマップを見ることもなく、土地を購入し、家を建てました。今回の大雨で改めて、自分の家の場所をハザードマップで確認し、リスクがどれぐらいあるのかを把握しました。遅すぎます。
洪水ハザードマップを見て、家を購入していれば、ある程度をリスクを認識した上で対策ができます。何も知らなければ無防備、無知なので、被害にあう確率が上がります。
皆様、Googleで「洪水ハザードマップ + 自分の住んでる地域」で、しっかりと洪水ハザードマップが確認できます。
今回の大雨で影響がなかった方も、今まで一度も災害を経験していない人も、これから引っ越しを検討する方も、必ず「洪水ハザードマップ」をチェックしてください。
備えあれば憂いなしです。