部署移動するBさんへのプレゼント
私の部署のBさんが来月から部署移動になりました。来週、部署内で送別会が開催されます。私の行動パターンをよく知るBさんからリクエストがありました。
新しい部署で活躍できる本をプレゼントして欲しいと。。
「いいよ」、とっておきの本を見つけてプレゼントすると約束しました。
そこから、約2週間、どんな本を送ればよいかと悩んでいました。
- 30代の女の子
- 次の職場は、企画職。(今は、営業)
- 担当は、スマホアプリの新サービスを担当
- しかしの新サービスは、全然上手くいっていない。
普段本を読まないようなので、あまり固い本は敬遠されるし、自己啓発本の類も違うし、いろいろ考えていたところ、「ピッタリ」の本を見つけました。
任天堂Wiiの企画開発担当「玉樹 真一郎さん」の新著書。
「ついやってしまう」体験のつくりかた――人を動かす「直感・驚き・物語」のしくみ
「ついやってしまう」体験のつくりかた
ネタばれしない程度で、簡単にご説明すると、スーパーマリオやドラゴンクエスト等、超有名なゲームには、ユーザーを動かす仕掛けがたくさん詰まっています。
例えば、スーパーマリオの1-1の画面。
なぜ、マリオは右に向いているのか。
なぜ、クリボーが最初に登場するのか。
なぜ、1-1に全てのアイテムが集中するのか。
世界一売れた「スーパーマリオブラザーズ」には、ユーザーを惹きつけるいろんな仕掛けがされています。「ドラゴンクエスト」も同様。
この本を読んで、そうだったのか。「なるほど」の連続でした。
なぜこの本をプレゼントしようと思ったかというと、Bさんが今度担当する新サービス、この本で得られる考え方が全部抜けています。(だから上手く行っていません)
なので、企画者として生きていく上で、ユーザーをつい動かしてしまうテクニックを学べるこの本がピッタリと感じました。
あと、もう1冊選びました。
実験思考という本です。
実験思考
この本も全ての企画職の方に読んで欲しい1冊です。
CASHというアプリを開発した光本さんが書いた本。なんとKindleだと無料で読める本です。読んだ方は、その対価に対して後からお金を払う仕組み。この常識では考えてられない本の販売方法も、ユーザーを使った新しい実験なのです。
この本では、光本さんの新しいビジネスアイディアが盛りだくさんに紹介されています。どれも、普通の人では考えられない面白新ビジネスばかり。普通の会社の企画担当では、なかなかぶっ飛んでる発想を自分自身で殺してしまいがちですが、この本を読めばどんな新しいこともチャレンジしてみたくなります。新しいビジネス作るノウハウも多々紹介されているのでは、企画職につくBさんには、ピッタリと感じました。
本のプレゼントは、ハマればコスパ最強
プレゼントの値段で考えると本はとても安価です。なので、相手に刺さればコスパ最強です。しかし、もらった方が読まない可能性大きくあり、相手を選ぶプレゼントでもあります。なので、本をプレゼントする時は、相手の趣味思考をよく知った上での信頼関係が築けている状態でなければ成り立たないプレゼントです。
企画職につくBさん、この2冊、喜んでくれるかな。