大人の週末起業
大人の週末起業という本を読みました。作者は、藤井孝一さんです。
この本では、タイトルの通り、サラリーマンで働きながら、副業をするやり方を具体的に提案しています。
読者層のターゲットは、恐らく50代。寿命100年時代にサラリーマン生活で先行き不安な方に向けた内容となっています。
今働いている会社で培った力を生かして、その道の専門家として、コンサルタント業等をオススメしています。情報発信をブログなどで行い、顧客を集めてセミナーや個別指導で売上を上げていく。特に一人での起業を進めておられるので、私にはピッタリの内容でした。
この本、20代~30代の方が読むと、書かれている内容にピント来ないと思います。40代で、そこそこサラリーマンとして成功されている方であれば、とても共感できる部分が多いと思われます。
退職者を襲う3つの不安
この本の中で書かれていた1トピックスをご紹介します。
この本では「副業」を進めていますが、いよいよ収入も上がり会社を辞める際に、誰もが以下、3つの不安を感じるそうです。
- 収入源喪失の不安
- 肩書を喪失する不安
- 居場所を喪失する不安
一つずつ解説します。
収入源喪失の不安
サラリーマンは、会社に出勤さえすれば一定の収入は保証されますが、退職するとそうは行きません。この本では、退職後はとにかく動く。売上増に動いていれば、不安や恐怖を感じなくなるようです。
肩書喪失の不安
サラリーマンは、退職すると肩書がなくなり、自分が何者でもないような気持になるようです。対処方法としては、先に肩書を作ることです。「屋号」を作っておけば完璧。会社名の代わりにそれを用いることができます。
居場所喪失の不安
何十年通っていた会社に行かなくなると「行く場所」がなくなります。「昼間から家にいる」ことに罪悪感を抱き、家族からのプレッシャーも受けます。それにより、考えたり、悩んだりすることで、睡眠不足に陥る人もいるそうです。解決策は、とにかく挨拶回り。在職中お世話になった取引先をできる限り回り、忙しくなりましょう。そうすることで、ご祝儀の発注もくれる人もいますし、忙しくなると不安を感じる暇が無くなります。
準備は早めに
先日、大変お世話になった上司が定年退職されました。退職メールには、2ndステージで選んだ企業や仕事内容がしっかりと記載をされていました。その内容にとても、共感したので、いつから準備していたのですか?と聞いたところ、57歳から準備していたという事でした。その方は、役員になられたので、退職は62歳。約5年間は、在職中に退職後の事を準備していたようです。
今、50代の方。とにかく、早く準備をしましょう。今の会社に残れる時期は、上の年代を見ていたらわかると思います。世界経済も、今後どのように変化するかわかりませんが、一つだけ確実なことは、変化が非常に早くなっていること。経済の流れが速いので、会社の業績なんて一瞬で黒字から赤字になります。
準備が早ければ早いほど、気持ちの余裕ができ、今の仕事にもプラスに働きます。
準備は早めに。
私もしっかり準備します。
それでは ぐっさん。