ぐっさんの考え

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ジョブローテーションの大切さ

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1万時間でプロになれる

学生時代は、自分が学びたい授業を受けて、自己スキルを高める事ができました。社会に出ると、企業からお金をもらう立場になるので、仕事の内容は選べません。

 

自分が勤務した企業で、どんな仕事をするのかは、企業が決めること。嫌な仕事でも会社の指示に従い、やらなくてはなりません。

 

でも仕事場は、スキルアップにとって学校よりも多くを学べる場所です。

 

そしてどんな仕事でも、1万時間をかけると、その分野のプロになれるといいます。

 

開発、営業、経理、人事、総務等なんでもそうです。

 

1万時間とは、約5年間です。

 

理想的なキャリアアップとしては、一つの仕事を1万時間する。そして、別のジャンルの仕事に移り、また1万時間、その繰り返しが、もっともビジネスマン(人間の能力)としても、成功できます。

 

社員の育成を真剣に考えている企業であれば、5年ぐらい経つと、人事異動で配置転換します。

 

これを「ジョブローテーション」

 

ジョブローテーションの背景と目的とは?(富士通

 

ジョブローテーションは、日本の終身雇用形態に合わせて進化してきたものです。新入社員のうちから長い時間をかけて、社内事情などを理解したり人脈を築いたりしながらさまざまな経験を積ませることで、ジェネラリストとしての経営幹部を育てていく、という背景があります。特定の職務やポストに対して人材を募集し、その分野でキャリアを重ねていく形をとる海外では、あまり見られない制度です。

顧客との癒着防止や職場の空気の入れ替えのための異動(配置転換)とは違い、社員一人一人の人材育成を勘案して行われる異動といえます。

目的は、従業員の成長段階によって変化しますが、社員の能力開発、マルチタスク化、人材交流や適切な人材配置の判断材料、幹部候補生・管理職の養成、モチベーションの向上などがあげられます。

また、ジョブローテーション制度があること自体が、就職活動において「さまざまな経験を積ませてもらえる」と学生へのPRになるという面もあります。

引用 

 

 

 

同じ仕事を何年もする辛さ

従業員のスキルアップだけを考えると、5年毎にジョブローテーションをする事が理想。でも、現実はそんなに上手く行きません。

 

もの凄く有能な社員であれば、その職場のエースとなり、逆に人事異動が困難になります。

 

私の会社の経験上、優秀な社員ほど、人事異動が少ないという傾向があります。理由は、その部署が手放さないからです。

 

でも本人にとっては、どうなのでしょうか?

 

仕事ができる。→その道のプロになる。

1万時間が経過

さらに仕事が洗練され、ますます専門能力が身に付き、同じ仕事が続く。

それが2万時間、3万時間と続く。。

 

このように、一つの仕事を10年も20年をやり続けてしまう社員は、多く存在します。

 

会社側からすると、とても使いやすい社員となりますが、本人の仕事の幅は広がっていないので、キャリアアップという意味では、停滞している状態となります。

 

なので、働く人本人のスキルアップには「ジョブローテーション」が非常に重要で、会社側もできる限り実施なくてはならないのです。

 

私のジョブローテーションは、20年勤務で1回だけ

私自身の仕事内容でいうと、ジョブローテーションは、仕事内容で判断すると1回です。

 

22歳~29歳(京都、大阪)

↓(ジョブローテーション)

29歳~43歳(東京)

 

勤続20年を超えているのに、2種類の仕事しか経験出来ていません。もちろん、時代の変化によって、部署名が変わったり、組織が統合したり、別れたりすることはありましたが、2種類の仕事しか経験していません。

 

私の周りには、20年間一度も職場異動をした事がない人も存在しています

 

 

同じ仕事をすると疲れない

キャリアアップの為には、ジョブローテーションが不可欠ですが、それを望まない人もたくさんいます。職場異動すると、次の仕事を覚えるのに苦労したり、職場環境(人間関係構築など)に適用するまで時間がかかるからです。

 

新しい仕事を覚えると、自分の成長にはなりますが、精神的にとても疲れます。もしかすると、新しい職種が体に合わない可能性もあります。人間、向き不向き、適材適所がありますから。

 

なので、スキルアップの事を考えなければ、同じ職場で長年仕事をすることも悪いことではありません。

 

開発バリバリの人が、いきなり営業に配置転換しても、辛いだけですから。。

 

スキルアップは、仕事外でも出来る

同じ会社で長年、同じ仕事をしている方は、スキルアップの面で不利という事を説明しましたが、スキルアップは仕事以外の時間でも可能です。

 

今の時代だと、副業も出来るし、アフターファイブや休日に習い事や勉強で自分のスキルを高める事は出来ます。

 

職場でスキルアップできないなら、他の道を探しましょう。

 

でも、もっとも効率がいいのは、仕事の時間でも、それ以外の時間でも多くの経験を積むこと。なので、自分の成長につながらないと感じたら、転職により、強制的にジョブチェンジするのもありだと思います。

 

皆様、今の仕事を何年やっていますか?

 

5年以上やっているなら、人事異動も喜んで受けましょう。新しい自分を発見できるチャンスかもしれませんよ。