商品のライフサイクル
どんな素晴らしい商品でも、未来永劫売れ続ける事はありません。
※一部の老舗のお土産(例えば赤福など)は除く
上部の図を解説すると
1 導入時期
商品が市場に導入され、少しずつ売れていく時期。でも多大な販促費や開発費、人件費がかかるので、どんな企業でも赤字が当たり前。
2 成長期
商品が市場に浸透することで、一気にシェアが拡大する時期。ブレイクスルーと呼ばれることもあります。ただ、この時期が永遠に来ない場合も多く、商品はその時点で死(廃番)となります。
3 成熟期
商品が市場に行き渡り、利益を安定的に得られる時期。この期間が長い場合は、ロングセラー商品となります。
4 衰退期
どんな商品でも、流行りや技術革新、競合製品の登場により、衰退していきます。この時期が一回来ると、ほぼ復活することはありません。
成熟期の長いロングセラー商品は会社の稼ぎ柱となり、多大な利益をもたらしますが、衰退期を迎えるとその反動も大きいです。
なぜなら、商品がたくさん売れると、工場を増設したり、売り場を増やしたり、人員を増員したりする必要があるからです。
成熟期で大きな投資をして、その商品が売れなくなると、一気に業績が傾きます。モノが売れないのに固定費が大きくかかるからです。
ロングセラー商品が売れなくなってきた
今期に入って、会社の業績が非常に悪いです。
私が担当する商品ではありませんが、今まで会社の利益を支えていた「ロングセラー商品」が売れなくなってきたからです。
弊社は3月決算だったので、3月にかなり商品を押し込みました。(価格を安くして、取引先に買ってもらう施策)その結果、4月の売上を3月に先食いしているので、4月の実績は散々の結果でした。
また、5月に入り、売上が回復するかと思いきや、10連休が悪く作用したのか、売上が回復しません。
このまま、6月、7月の売上が伸びないと、今期の計画達成が非常にマズイです。
一つの望みは、新製品を今月出すこと。
今は、それに期待するしかありません。
新商品開発の重要性
商品が売れなくなるのがあたり前。だから、売れている商品が衰退期(上図)に入る前に、次の商品を軌道に乗せなくては行けません。ヒット商品で胡坐(あぐら)をかくと痛い目にあいます。
なので、常に企業は、生き残る為に、新しい事にチャレンジし続ける事が重要です。
実際には、ヒット商品を生み出す事は非常に困難です。だから数多くのチャレンジをする。修正しながらもヒット商品に育てていく。
私も今、2~3新しいビジネスにチャレンジしていますが、まだまだ導入時期も迎えていません。
今頑張らないと会社が潰れる。大ピンチです。
早期退職募集はあるかも?!
いつも年度末直前(1月~2月)に予算を絞りなさいという通達が来るのですが、なんと今期は今きました。まだ2か月しか経っていないというのに。
どういうことかと言うと、今期の業績の見通しが非常に悪いという事です。
このままの状態で行けば、間違いなく、リストラ「早期退職募集」があります。
この10年で、3~4回実施しているリストラ。リストラをしないと、会社が維持できないので、仕方ありません。
ここ数回は、45歳以上が対象なので、私は対象外でしたが、今会社都合でやめて、退職金が上乗せされると、どれぐらい貰えるか個人的には、非常に興味があります。
業績が悪いと、負の連鎖が起きます。
大きな組織にいると、自分一人の貢献で何かできる事なんて、高が知れています。
でも自分の仕事はキッチリやって稼がないと、会社にいる意味がありません。他の商品がどうであれ、自分に仕事はキッチリやる。
これしか、生き残る道はありません。
この厳しい状況をなんとか乗り越えないと。
頑張ろ。