ぐっさんの考え

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「老後はのんびり田舎暮らし」って絶対無理!!

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世界的に人口が都市部に集中

世界の都市部に暮らす人口の割合が2050年までに68%に増えるようです。

 

日本でも、東京等の大都市に人口が集中し、地方都市の人口低下が進んでいますが、この傾向は世界的に起きています。

 

2050年 北米、中南米、欧州は、都市部に80%の人口が集中します。

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また、1000万人以上の人口を持つ都市数は、さらに増加傾向。交通渋滞など、都市部のインフラ整備などが必要になってきます。

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引用 ニッセイアセットマネジメント2018年5月24日マーケットレポート

 

なぜ、都会に人が集中しているのか?

人口が都会に集中する一番の理由

それは、都市部には、たくさんの人を集客、雇用できる施設(サービス業、企業、教育施設、政府機関)が集中しているからです。

 

  1. 働く場所の多さ →お金を稼ぐ場所がたくさんある。
  2. 教育施設の充実 →優秀な学生が都市に集まる。
  3. 便利なインフラ →人口増(税収増)により、インフラが整備しやすい。

 

インターネット時代になり、ネットさえ繋がっていればどこでも仕事が出来る。だから、地方にも人口が分散すると言われていました。でも、実際は全くの逆で、世界中で都市部に人口が集中しています。

 

これだけネットが盛んになり、オフィス通勤なんて不要な時代と思われますが、優秀な人の近くで暮らしたいという気持ちは逆に高まっているようです。日本でも、地方活性化に取り組んでいますが、この世界的な都市部の人口集中、止める事は出来ないでしょう。

 

スマートシティ

スマートシティを作らないと世界は人口増により破綻すると言われています。

スマートシティとは、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)の先端技術を用いて、基礎インフラと生活インフラ・サービスを効率的に管理・運営し、環境に配慮しながら、人々の生活の質を高め、継続的な経済発展を目的とした新しい都市のこと。このスマートシティは、世界中でプロジェクトが進められている。その理由としては、現在73億人の世界人口が2050年に95億人になると予想され、エネルギー消費が爆発的に増えることが懸念されていることに加え、今までSF映画のような空想世界でしか描けなかった都市を創ることができる技術が発達してきたためだ。日本では人口減少傾向だが、東日本大震災がきっかけでエネルギー供給の考え方が大きく変わってきている。

  https://iotnews.jp/archives/1218

 

スマートシティとは、環境に配慮しながらも住民がコンパクトに無駄なく生きていける都市。ITの発達により、より効率的な暮らしを実現できる事が可能になり、アメリカやカナダ等では、スマートシティに莫大な費用が投下されています。

 

日本でも、政府の協力により、 神奈川県横浜市、愛知県豊田市京都府けいはんな学研都市、福岡県北九州市の4都市で実験が行われています。

 

 

とはいえ、理想のスマートシティが日本に誕生するのは、ずっとずっと先のような気がします。

 

日本だけで言うと、東京の一極集中ではなく、全国で4~5か所の大都市(スマートシティ)に人口が集中して、コンパクトに生きるというがベストではないでしょうか。

 

「老後はのんびり田舎暮らし」って絶対無理!!

よく、妻と話をしていた事があります。

定年したら、実家に帰ってのんびり暮らそう。

 

実家(三重)に帰ると、家賃も安いし、食事もおいしい。ネットも繋がるし、Amazonも届く。

 

年金暮らしは、田舎が最適!!

 

本当にそう思っていました。でも、この「老後はのんびり田舎暮らし」は、一部の富裕層しか実現できない贅沢な事かもしれません。

 

理由は、お金です。

 

私たちの世代は、年金がもらえるかどうかも怪しくなってきました。そうなれば、70代でも80代でもお金を稼がなくてはなりません。もし自分で稼げないとしても、若い世代に養ってもらう必要もあります。

 

人生100年時代の老後は、非常に長いです。引退したら直ぐに年金がもらえた。そして、地方の生活であれば、年金暮らしで余裕で過ごせた。

 

そんな時代は、私たちの70代、80代にはありません。だから、多くの人は、老後になっても都市部に住むしかありません。生きていく為に。

 

でも悲観することはありません。都市部はドンドン便利(スマートシティ化)になります。シニアの生活には、都市部は向いています。

 

私自身、今の家(のこり25年ローン)に死ぬまで住む事になりそうです。それが一番現実的な選択。でも、それも良いかな。と思ってきました。

 

「老後は、のんびり田舎暮らし」

 

私は、夢物語で終わりそうです。