NTTドコモ年俸3000万円待遇
NTTドコモが、AIなどで高い専門性を持つ技術者や、金融・決済などの成長領域を先導する人材を市場価値に応じた報酬で採用する人事制度を新設した。
既に社内で4人、社外で1人を新制度で採用したとの事。新制度で採用されれば、ドコモの平均年俸の3倍にもなる。
日本の老舗企業もやっと、このような流れが出て来ました。
トップ技術者は、外資系のトップ企業(GAFA等)から高額報酬で引き抜かれます。恐らく、その年俸が3000万円前後。今までの日本企業の人事制度だと、どれだけ社員の引き留め工作を頑張っても、給料ベースが違い過ぎて対抗できず、多くの優秀な人材が引き抜かれていたのでしょう。企業にとって、新卒から育てた優秀な人材が引き抜かれるほど悲しい事はありません。
既に社内で4人採用との事ですが、どのような基準で対象になるのでしょうか。とても興味があります。
この雇用制度の新設の流れは、NTTドコモ以外の老舗メーカーにも、多数取り入れられていくのではないでしょうか。
10人の凡人よりも、1人の天才が欲しい
NTTドコモだと、中堅エンジニアの年収は、1,000万円前後でしょうか?
仮に年収が1000万円だったとしても、10人採用すると、人件費1億円です。
一方で、年収3000万円に値するエンジニア1人と、年収1,000万円の7人のエンジニアを採用しても、同じ人件費1億円です。
前者と後者、今企業が競合他社に勝てるサービスを生み出す為には、後者の組織でないと勝てないのでしょう。
凡人よりも、1人の天才。
AI時代になり、この流れは確実に来ます。
ZOZOなんて、少し前に年収1億円で天才を募集していましたからね。
IT業界「人手不足」と「大量の人余り」が同時発生
今朝、ドコモ年俸3000万円にというニュースと下記のニュースが同時に飛び込んできて、とても興味深かったので、合わせてコメントします。
このニュースによると、最新のIT技術に対応できるエンジニアは45万人不足するけど、新しい技術に対応できないエンジニアは10万人余剰になるとの事です。
出来る人間は、欲しい ・・・人が足りない。採用もできない
使えない人は、いらない ・・・社内にたくさんいる。リストラ対象
IT技術者は、とても厳しい職種です。
技術は常に進化するので、新しい技術の習得を疎かにすると、技術がすぐにチープ化する。なので、常に勉強をしないと、生き残れないのです。
でもこれからの時代、IT技術者以外にもこの流れは来ます。
AIやRPAで、業務の自動効率化が進むので、意思決定が正しくできる天才だけが必要で、作業をするだけの凡人は不要になるということでしょうか?
凡人でも生き残れるチャンスはある
企業が天才を求める時代は、確実に来ています。
でも、私のような凡人は、この時代、全く生きていけないでしょうか。
それは違います。
凡人は、凡人で価値があります。
今、企業は天才を必要としている事実はありますが、天才は少人数で良いのです。
どれだけ天才であっても、たった一人で大きなビジネスを動かす事は出来ません。
サポートする周りのサポートスタッフが必要ですし、その周りは必ずしも天才である必要はありません。むしろ、凡人の方が生きる部分も多数あります。
天才、秀才、凡人の役割とは何なのか。
下記の本を読めば、どんな人でも自分の役割を発揮できる力が見つかると思います。
年収3000万円を超える天才には、残念ながら多くの人はなれません。
でも、自分の適性やポジショニングを上手くやれば、必ず生き残れます。
能力がある人は、大チャンス到来。
能力がなくても、うまくやれる道はあります。→私は、こっちの道を狙います
今日は、格差社会到来を感じる2つのニュースについての「つぶやき」でした。
それでは、今週も一週間、頑張りましょう!
ぐっさん