Huawei P30Pro10倍ズームカメラ搭載!
いろいろと話題のHuaweiから同社ハイエンド機種 P30Proが発表されました。
既にグローバル公式サイトには、製品ページが公開されています。
注目は、10倍ズーム搭載のカメラ
スペック表を見るとリアのカメラは、3つです。
- 40 MP (Wide Angle Lens, f/1.6 aperture,OIS) 4000万画素/f1.6
- 20 MP (Ultra Wide Angle Lens, f/2.2 aperture) 2000万画素/f2.2の広角
- 8 MP (Telephoto, f/3.4 aperture,OIS) 800万画素/f3.410倍ハイブリッドズーム
注目すべきカメラは、望遠レンズです。この望遠レンズが光学ズーム機能を搭載することで、10倍のハイブリッドズームを搭載し、さらにデジタルとの組み合わせで最大50倍ズームを実現するとの事です。(どんな技術で実現できているか不思議)
ここまで来ると、高級コンパクトデジカメクラスの機能をスマホで備えていることになります。
スマートフォンを買うというよりも、デジカメを購入するという感覚で買われることが多いのではないでしょうか。
Huawei恐るべしです。
ハードの開発力、開発スピードは、今世界一です。
カメラ分野では、日本は世界一
スマホ本体の分野では、日本メーカーの多くは撤退しました。残っているソニーやシャープもグローバルで売れているわけではありません。
しかしデジタルカメラに関しては、日本メーカーは圧倒的にトップの地位を維持しています。
キャノン、ニコン、ソニー、オリンパス、富士フイルム、パナソニック、リコーといった日本メーカーで、世界のデジタルカメラ市場のほとんどを占めています。
しかし今回のP30Proのようなスマホがバンバン発売されたら、一般人はスマホで十分となってしまい、独占している世界カメラ市場の市場規模が萎んでしまう可能性があります。
市場規模が小さくなると、カメラを出しても売れません。
日本メーカーは、もう部品屋として生き残る道しかないのでしょうか。
ガジェット好きとしてP30Proの進化を喜ぶと同時に日本のカメラメーカーの未来を心配してしまいました。
桜と運動会
もう桜の季節になりました。
25歳ぐらいまでは「写るんです」で桜を撮影していた記憶があります。世間一般的に。
その後は、
コンパクトデジタルカメラ
↓
ガラケーのカメラ
↓
スマホのカメラそして、桜を撮影するシーンで、デジタルカメラを持っている人は、ほとんどいなくなりました。
これも時代の流れです。
運動会のシーンでは、まだまだ一眼デジカメを使っている親が多いですね。
理由は、望遠レンズが必要だからです。
前回の子供の運動会では、キャノンの白い望遠レンズ(めっちゃ高いヤツ)を付けているお父さんが3人ぐらいいました。
運動会のような限定したシーンで望遠レンズ付きのデジタルカメラが大活躍します。
でも今回発売されたらP30Proの50倍ズームレンズが、画像の劣化なく綺麗に撮れたら、もう重たい荷物となるカメラを持たなくても良くなります。
AI、クラウドによるスマホカメラの進化
Googleピクセル3のカメラには、AIが搭載されるようになり、目つぶりなど失敗写真が無くなります。
またGoogleフォトやAmazon プライムフォトなどにより、撮ったデータは無劣化でクラウドに自動保存されます。もう写真を失う心配は、ありません。
私自身、デジタルカメラを使うのは、娘の運動会で年に1回だけ利用になりました。
その娘も中学生になると、運動会にも行かなくなり、デジタルカメラを使う日が無くなります。
スマホの進化は健全であり、デジタル技術によって人々の生活が便利になる事は、非常に良い事です。
その影響で日本のカメラメーカーの売上が萎む事になりますが、それは仕方ありません。
結局、いいか悪いか、使うか、使わないかは、消費者が決める事です。スマホカメラより、デジタルカメラの魅力があれば、消費者はデジタルカメラを買います。
消費者がいろいろ選べるAI時代。自分の生活にあった商品を自由に買いましょう。
それでは ぐっさん。
https://japanese.engadget.com/2019/03/27/huawei-p30-pro-4/