45歳以上のリストラ嵐
富士通など、国内一流企業で45歳以上リストラを実施する企業が増えています。
対象は、45歳以上全社員。
45歳といえば、一流企業でいうと、年収が1,000万円を超える頃。
さらに、55歳ぐらいまでは、その年収が維持するので、サラリーマンとしては一番美味しい時期に入ったタイミングでリストラになると言うわけです。
逆に、会社側の立場から見ると、一番、お金がかかる時期でもあります。
私も43歳なので、まさにこのゾーン、これから息子の大学とかお金がかかる時期に入るので、この話、他人事では全くありません。
富士通のAI/RPAの取り組み
富士通と言えば、日本最大手のIT企業の一つ。
オフィス内の仕事の改善などをAI/RPA分野でもトップを走っています。
富士通のAI/RPAの導入セールスマンは、
「弊社のAI/RPAソリューションを導入すると、我社のように、45歳以上の管理業務を20%削減できます。凄いでしょ!」
と、導入企業にセールスをするのでしょうか?
説得力ありすぎで、どんな企業でも導入してしまいそうです。
AI時代のリストラはさらに加速すると予想
リストラの理由は、単純です。
管理ポストの人数を絞り、人件費を抑えたいからです。
富士通のような超一流企業であれば、優秀な若い社員を雇う労力は必要ありません。年収1,000万円超になった中堅社員をリストラして、若くてコストの安い社員を採用したほうが会社組織のピラミッド構造も維持できるし、健全経営できます。
ただ、ここまでのリストラの理由は、今までも同様でした。
これからは違います。
AI時代のリストラは、もっともっと過激になります。
AIやRPA、クラウド等の導入が進むと、ルーチンの事務作業が無くなるのはもちろん、中間管理職の判断業務さえも要らなくなります。
企業の戦略を練れる一流経営者と少数精鋭の社員&派遣社員で会社が回ってしまう時代に突入していると言えます。
なので、
今までのリストラ 高給取りの社員をリストラ
↓
AI時代のリストラ 全年齢を対象にリストラ
に変わってきます。
ただ、これらの流れは全ての業種に当てはまるかと言うと、そうではありません。
職種によって異なりますし、逆にAI時代で伸びる企業もたくさんあると思います。
大事なことは先を見る目
私の会社は、どちらかというと、AI時代で人が要らなくなる職種です。
それは、間違いありません。
これだけ、毎日ニュースで
AI
AI
AI
と騒がれているのに、私の同僚が先輩も含め、その危機感を感じて何か動いている人は皆無です。
恐らく、そのような人は、リストラ対象になってはじめて大騒ぎして、その怒りを会社にぶつけるのでしょう。
この10年、一気に働き方が変わる業界があります。(変わらない業界もあり)
自分の会社がどうなるのか。
リストラ対象になった場合、仕事があるのか、家族を守れるのか。。。
いろいろ考えておかないと、非常にマズイ状況になります。

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普段のニュースを他人事で聞いていると、危機感を感じることは出来ません。
このAI時代をチャンスにとらえて、先に先に動きましょう。私も頑張ります。
それでは ぐっさん。