セブンイレブン24時間営業
FCでセブインイレブンを営業することは非常に大変です。
現在、人手不足。さらに最低賃金も上がり、経営を逼迫させています。
人は募集しても来ないので、結局、FC店は家族応援を余儀なくされます。
私の先輩のYさんは、会社の早期退職をきっかけに、セブインイレブンのFCになりました。今までの雇われではなく、FCといっても一国一城の主です。
早期退職に上乗せされた退職金を突っ込んで、セブインイレブン経営を始めました。
しかし、少し利便性の悪い場所にオープンしたせいか、お客様の入りも悪く、奥様と寝ずに働いたにも関わらず、数年で廃業してしまいました。セブインイレブンのFCになる大変さや厳しさを、先輩の挑戦を見て、肌に感じていました。
現在NEWSでセブンイレブンの24時間営業について、論争が起きています。
全店統一で、セブインイレブンは、絶対に24時間営業しなくてはならないのか。個別店舗の判断で、営業時間をコントロールしても良いのではという意見が全国のオーナーから来ており、セブンイレブン本部としては収集がつかなくなるので、ノーと回答しているのでしょう。
非常悩ましい問題です。
24時間営業の魅力
お客様にとっては、24時間営業がとても魅力です。
いつでも行ける安心感。なんでも直ぐに揃う利便性。商品力も抜群。
税金の支払いや各種証明書、ATM、コピー、チケット、なんでも出来ます。平日9時5時の役所と大違いです。
日本におけるセブンイレブンのサービスは、世界最強ではないでしょうか。
しかも24時間営業です。無敵です。
でも、その利便性の裏には、セブインイレブンオーナー側の並みならぬ努力の上で、営業が成り立っている現実があります。
- 複雑化するオペレーション
- 高騰する人件費
- 傲慢な客の増加
さらに、365日24時間営業です。
よっぽど、資金豊かなオーナーでない限り、人手の問題を気にせずに、営業を続けることは難しいのではないでしょうか。
私自身は、店舗側が望めば、24時間営業を辞めても良いと思っています。
24時間営業が出来ない理由
- 働き方改革の推進
- 従業員を雇えない
- そんな時代じゃない
近い将来、コンビニの24時間営業は、政府から禁止されるのではないかと思っています。
一つ目の理由
今、働き方改革が推進されており、ブラック企業の働きが問題視されています。
そのような中で、コンビニの労働環境が、問題にならないわけがありません。
アルバイトが休むと家族が働いてフォローする。
変な客が「店長を出せ!!」と吠える。店長は、24時間365日休まりません。
2つ目の理由
従業員が集まらない。都会で利便性の良い地域ならまだしも、地方なんて、昼間でさえ働く人がいないのに、24時間も営業できるわけがありません。今はオーナーや店長が無理して回しているかもしれませんが、いつか限界は来ます。
3つ目の理由
お客様だけが得をする。もうそんな時代じゃないです。働く人の人生も豊かにならなくてはいけない時代です。24時間営業は、お店の負担が大きすぎます。
7時~23時までの営業で良いのでは。
「朝7時から夜11時までの営業時間」にちなんで店名を「7-Eleven」と命名されました。
しかし、途中から24時間営業に変更し、その利便性の高さからビジネスが大成功して、24時間営業が当たり前になりました。
でも、もう無理です。日本も人口がどんどん減っていきます。
23時~朝の7時までは、無人(ロボット)運営しても良いと思います。
日本は治安も良いし、防犯カメラの技術も向上しています。
複雑なオペレーションは、朝の7時から23時。それ以外は、ロボット運営。
もうこれしか、解決方法はないと思います。
今日は、セブインイレブンに対する個人的な思いでした。
それでは ぐっさん。