総務省が通信料と端末代の分離をキャリアに提言
総務省は、日本のスマートフォンの値段が高すぎるということで、キャリアに対して通信料から本体代を値引きすることを禁止して、本体代を高く、通信量を安くするように提案しています。
政府の主な提言
- 端末購入を条件とする通信料金の割引を廃止
- 通信契約の一定期間の利用継続を条件とした端末代金割引の見直し
- 端末買い換えサポートプログラム(4年縛り)について抜本的に見直し
- 期間拘束なしの料金プランについて、合理的理由なく著しく劣る提供条件の設定を禁止
- 合理的根拠のない著しく高額な違法金を禁止
- 自動更新の有無により料金等に差を設けることを禁止
大手3キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)がやっている施策を完全にアウトする作戦です。
これらを実行することで、通信料金が安くなる、誰もが公平になるカタチを目指すようです。
どう変わるのか?
1.端末代は、高くなる。
今までは、2年縛りや4年縛り等の通信料から端末代をもらうことで、iPhone0円キャンペーン等を実施していたわけです。通信料が安くなると、端末代の原資がなくなるので、端末代は一気に高くなります。iPhoneの場合だと、アップルストアでsimフリーの端末を買う料金ぐらいにはなるでしょう。
2.通信料は、安くなる。
通信料から端末代に充当する費用がなくなるので、通信料は安くなります。
この変化によって、得をする人、損をする人が出てきます。
あなたは得する人?損をする人?
得をする人 機種変更をしない人
損をする人 機種変更を頻繁にする人
私のように、毎年ハイエンドに機種変更している人にとっては、とてもツライ時代に投入します。
でも、機種変更をしない人は、得をします。
この制度により、消費者は機種変更をしなくなるので、一番困るのは、スマホ端末メーカー(appleやSamsungなど)でしょう。
消費者は、どうすればよいか?
- 端末代は、高くなる
- 通信料は、安くなる。
この政府の提言は、賛否両論ですが、私はよい提案だと思います。
日本は、高齢化社会に突入しますし、スマホの進化もほぼ止まってきました。
これからは、自然と同じスマホを長く使う時代になっていくはずです。
そうなると、消費者にとって、端末代より通信料が安くなるほうが、家計的に助かります。
この分離制度、auとソフトバンクは既に実施済みと主張していますが、まだまだ通信料から端末代を補填している感じを受けます。
ドコモは、月々サポートをガンガンやっているので、これから徐々に通信料が安くなるでしょう。
消費者が心がけること
今は、まだ端末を安く買えます。おそらく、来年の3月ぐらい迄は、今までと同様の水準で安くスマホ端末を買えるではないでしょうか。
なので、今安いうちに長く使える機種への買い替えをお勧めします。
今買うなら、iPhone XRがベスト。
アップル製品は、OSのアップデートやバッテリー交換を長くサポートしてくれるので、長く、安心して利用できます。
この分離制度に一番マッチした端末は、iPhoneではないでしょうか。
賢い消費者は、端末代の値上げが始まる前に機種変更をしましょう。
それでは、ぐっさん。