- Netflixのオリジナルテレビドラマ「13の理由」
- 高校生の子供を持つ親に見て欲しい
- 「13の理由」を見て、親としてとても勉強になったこと
- Netflixの「13の理由」は、日本では作れない作品かも
Netflixのオリジナルテレビドラマ「13の理由」
Netflixのオリジナルテレビドラマ「13の理由」をご存知でしょうか?
『13の理由』(英語:13 Reasons Why)はジェイ・アッシャーの小説を原作としたテレビドラマ。2017年3月にNetflixで配信された。脚本はブライアン・ヨーキー、製作総指揮はセレーナ・ゴメス。配信直後からその衝撃的な内容と巧みなストーリーテリングが大きな話題となり、2017年Netflixで最も観られたドラマ作品の一つとなった。2018年5月18日よりシーズン2の世界同時配信が開始した。wikiより
とあるアメリカの高校を舞台に繰り広げられる人間ドラマです。
一人の女子高生が自殺をします。その女の子は、死ぬ前に、自分の思いを込めたカセットテープを残し、クラスメイトらに残します。ドラマは、そのテープを聞く事で、なぜ、自殺をしたのかが少しずつ明らかになっていくストーリーで構成されています。
扱うテーマは「自殺」「イジメ」「ドラッグ」「レイプ」「反抗期」「人種差別」「暴力」など、シリアスなネタばかりですが、作品のストーリー、編集技術が絶品で1話見ると、最後まで見てしまう面白さがあります。
Netflixに入ったら、一番最初に見て欲しいドラマです。
ちょうど、今日からシーズン2を見始めましたが、やっぱりイイですね。
一気に、ドラマの世界に引き込まれました。
高校生の子供を持つ親に見て欲しい
私の息子は、高校2年生です。
ちょうど、このドラマに出てくる子供たちと同じ世代です。
日本の学校とアメリカの学校は、文化が全然違うと思いがちですが、
日本でもイジメによる自殺があるし、LINEによるイジメもよくニュースなどで
聞きます。
この「13の理由」は、イジメの本質や原因、大人との関係、
思春期の難しさを、上手くドラマの中で再現しています。
なので、
このドラマを見ると、現代の高校生が抱える問題が
いろいろ見えてきます。
ぜひ、高校生の子供を持つアラフォー世代の親には
見て欲しいドラマです。
「13の理由」を見て、親としてとても勉強になったこと
このドラマを見て、特に勉強になった点は、
以下の2つです。
- イジメのスピードが大きく加速している
- 高校生の学校生活や人間関係は大人が思っているより複雑
下記、詳しく解説します。
スマホ、SNSによってイジメのスピードが大きく加速している
私が高校生の時は、携帯電話がなかった時代です。
今の高校生は、スマホを全員持っています。
この違いが、私らの時代と今の時代のイジメの
スピードを大きく変えています。
「13の理由」の中で、イジメの原因となる1枚の写真が、悪意のある友人の
配信により、クラス全員に瞬時に伝わります。
本人は、絶対に知られなくない秘密の事や、イジメのネタとなる情報、
この伝達力や拡散力により、昨日まで普通の生活を送っていた子供が、
突如、イジメの対象になってしまいます。
どういう事かと言うと、
普通の子が、イジメられる子になっていくスピードが明らかに違います。
今の時代は、圧倒的にイジメの進行スピードが早いです。
だから、親も気が付かないし、先生も気が付かない。
親が気付いた時には、もうイジメが相当進行していて、
取返しがつかない段階になっています。
「13の理由」では、子供たちの心境だけでなく、
親の心境もよくドラマで描かれています。
親も子供の世界に全くついていけていない事が
よく理解できます。
私自身も、子供の悩みをほとんど理解していない、
理解できないという事が、このドラマを見てわかりました。
多くの高校生は、深刻なイジメの悩みなど、
親や先生には、絶対に相談しないからです。
大人が考えているより、高校生の学校生活や人間関係は大人が思っているより複雑
自分が高校生の時、自分ではもう大人と思っていました。
でも、自分の子供は、高校生でもまだまだ幼く感じてしまいます。
高2になっても、全然子供に感じます。
だから、子供の世界に、そんなイジメの世界や難しい人間関係など
存在しないだろう、と決めつけている自分がいました。
でも、この「13の理由」を見て、
高校生は、もう立派な大人であるという事がわかりました。
高校生も、大人の世界以上に難しい人間関係や
日々難しい問題が発生しています。
その中で、強くストレスを抱えて頑張って生きています。
だから家では親に反抗もするし、イライラします。
「13の理由」に出てくる子供は、ほぼ全員、
なんらかの悩みを抱えています。
でも、家の中では良い子を演じる子
家の中で、親に強く反発する子
いろいろいます。
ちょうどこのドラマを見ているとき、
息子(当時は高1)がとても反抗期でした。
家の中でモノに当たったり、親に暴言を吐いたり
いろいろしていました。
この「13の理由」を見ると、
子供の反抗期は、普通であることがわかります。
自分自身に反抗期がなかった親には、
子供の反抗期が全く理解できないと思います。
子供の反抗期に悩んで、カウンセラーに相談するよりも、
まず「13の理由」を見て、現代の高校生の気持ちを理解しましょう。
私自身、この「13の理由」を見て、
息子のイライラや反抗期を大きな気持ちで見る事ができました。
高校生は、精神的に子供から大人に変わる大きな瞬間です。
親は広い心で、子供を理解してあげましょう。
Netflixの「13の理由」は、日本では作れない作品かも
いろいろ難しい事を書きましたが、
この「13の理由」エンターティメント作品としても最高です。
子供がいない家庭はもちろん、
どんな人が見ても、楽しめる作品となっています。
この作品、おそらく日本で出すと、いろいろ
物議を醸しだす作品となったはず。
アメリカだからこそ、この素晴らしい作品が生まれた気がします。
このNetflix「13の理由」を見ていない人、
ぜひ、夏の休みを利用して、子供に内緒でこっそり見てください。
そして、子供を大人として接してあげてください。
それでは
ぐっさん。